Ⅰ．平成23年度事業報告書
公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団
（自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日）
（自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日）
１．研究助成事業
１－１．研究助成事業（公募・選考）
１）公募
当財団のホームページに平成２３年度研究助成等募集要項を公開し、平成２３年４月１日～５月１９日に、国内およびＡＳＥＡＮ諸国、中国、韓国の国・公・私立大学、付属研究機関に所属する研究者を対象として研究助成および国際交流助成案件を公募した。
なお、本年度、国内研究助成については次の重点分野を設定した。
＜自然科学分野：萌芽的研究および一般研究＞
＜社会・人文科学分野：萌芽的研究および一般研究＞
本年度、上記要領により、研究助成および国際会議助成を公募した結果、総応募件数として３８２件を受理した。その内訳を表－１に示す。
表－１ 応募案件の内訳
当財団のホームページに平成２３年度研究助成等募集要項を公開し、平成２３年４月１日～５月１９日に、国内およびＡＳＥＡＮ諸国、中国、韓国の国・公・私立大学、付属研究機関に所属する研究者を対象として研究助成および国際交流助成案件を公募した。
なお、本年度、国内研究助成については次の重点分野を設定した。
＜自然科学分野：萌芽的研究および一般研究＞
Ａ．持続可能な水･環境の保全、再生に関連する先端的技術、評価方法、管理手法に関する研究
＜社会・人文科学分野：萌芽的研究および一般研究＞
Ｄ．水・環境に関する法規制、経済、教育等に関する研究
本年度、上記要領により、研究助成および国際会議助成を公募した結果、総応募件数として３８２件を受理した。その内訳を表－１に示す。
表－１ 応募案件の内訳
| 助成対象分野 | 研究区分 | 応募案件数 | 分野別合計 | |
|---|---|---|---|---|
| ＜国内研究助成＞ | 自然科学分野 | 萌芽研究 | 131 | 319 |
| 一般研究 | 188 | |||
| 社会・人文科学分野 | 萌芽研究 | 13 | 34 | |
| 一般研究 | 21 | |||
| ＜国際会議助成＞ | 国際会議発表 | 発表 | 10 | 15 |
| 国際会議開催 | 開催 | 5 | ||
| ＜海外研究助成＞ | 海外研究 | 研究 | 14 | 14 |
| 応募件数合計 | 382 | |||
２）助成対象案件の選考
各応募案件について選考委員による第１次審査（書類審査）を経て、選考委員会における厳正な第２次審査を行い、平成23年度助成対象案件として49件（助成金交付金額：25,460,000円）を選考し、その結果を理事長に報告した。
理事長から選考委員会案を理事会に諮った結果、本案が承認され、平成23年度研究助成対象案件数および助成金交付額が下記のとおり決定された。
（平成22年度 助成対象案件の概要）
各応募案件について選考委員による第１次審査（書類審査）を経て、選考委員会における厳正な第２次審査を行い、平成23年度助成対象案件として49件（助成金交付金額：25,460,000円）を選考し、その結果を理事長に報告した。
理事長から選考委員会案を理事会に諮った結果、本案が承認され、平成23年度研究助成対象案件数および助成金交付額が下記のとおり決定された。
（平成22年度 助成対象案件の概要）
| 助成案件総数 | ： | 49件 | （助成金総額 | ： | 25,460,000円） |
| ・国内研究助成 | ： | 44件 | （交付金額 | ： | 24,300,000円） |
| ・海外研究助成 | ： | 2件 | （交付金額 | ： | 400,000円） |
| ・国際会議助成 | ： | 3件 | （交付金額 | ： | 760,000） |
１－２．水環境科学技術の普及事業
当財団の助成事業の公開と、研究助成成果の普及を図るため、下記を実施した。
１）ホームページの更新
国内研究助成における重点分野を含め、平成23年度 研究助成など公募要項および応募申請書などを更新、また、助成研究成果報告の更新を行い成果の普及を図った。
国内研究助成における重点分野を含め、平成23年度 研究助成など公募要項および応募申請書などを更新、また、助成研究成果報告の更新を行い成果の普及を図った。
２）ＫＷＥＦニュースの発刊
財団事業活動を広く知っていただき、研究者相互の交流の輪を広げ、水・環境問題に積極的に取り組んで行ける環境づくりを目指し財団ニュース第9号を発刊し、これまで助成を受けられた研究者のみならず、平成23年度研究助成に応募して頂いた研究者全員に配布した。
また、平成23年度贈呈式特別講演、研究成果発表等の内容を本財団ニュースに掲載した。
財団事業活動を広く知っていただき、研究者相互の交流の輪を広げ、水・環境問題に積極的に取り組んで行ける環境づくりを目指し財団ニュース第9号を発刊し、これまで助成を受けられた研究者のみならず、平成23年度研究助成に応募して頂いた研究者全員に配布した。
また、平成23年度贈呈式特別講演、研究成果発表等の内容を本財団ニュースに掲載した。
３）平成23年度 研究助成対象研究の要旨集の発行および配布
平成23年度 研究助成対象となった研究の要旨を製本し、助成金贈呈式の参加者に配布した。
平成23年度 研究助成対象となった研究の要旨を製本し、助成金贈呈式の参加者に配布した。
４）その他の事業：特別講演の開催
昨年度に引き続き、下記要領で特別講演を実施した。
昨年度に引き続き、下記要領で特別講演を実施した。
| 開催日時 | ： | 平成23年8月26日（金） |
| 場所 | ： | 京王プラザホテル（平成23年度助成金贈呈式会場） |
| 演題 | ： | 物質・エネルギー収支の解析と環境研究 |
| 講演者 | ： | 横浜国立大学大学院環境情報研究室 教授 藤江幸一 （当財団 評議員） |
講演の内容については、（クリタ水･環境科学振興財団ニュース第８号）に掲載し関係者に配布した。
１－３．クリタ水・環境科学研究優秀賞表彰
平成19年度および20年度の自然科学、社会人文科学分野の国内研究助成者を選考対象とし、選考対象者74名から水環境ネットワーク委員会により一次選考（候補者の選出）と二次選考（最終選考）を行い、理事会の承認を経て6名選出され受賞した。
受賞者は、平成23年8月26日の助成金贈呈式の当日に表彰を受け、同時にKWEFﾆｭｰｽに掲載公開し、研究成果の普及を図った。
受賞者は、平成23年8月26日の助成金贈呈式の当日に表彰を受け、同時にKWEFﾆｭｰｽに掲載公開し、研究成果の普及を図った。
２．顕彰事業 クリタ賞（日本水環境学会年会優秀発表賞）
平成２４年３月１５日、東洋大学にて開催された。日本水環境学会年会において、平成２３年度日本水環境学会年会優秀賞の表彰式が行われ、１７名が「クリタ賞」を受賞した。
３．国際交流支援事業（海外水･環境ネットワーク活動支援事業）
海外水・環境ネットワーク支援事業は、水・環境分野の科学技術の振興に関わる国際交流支援の一環として行う事業であり、本年度は、昨年度に引き続きネパールの水・環境問題に取り組む現地のNPO法人CREEW（Center of Researchi for Enviroment Energy & Water 平成20年度設立）の活動を支援した。
